まず結論からお伝えすると、妊娠中でも整体は受けることは可能です。
一般的に、妊娠4~5ヶ月の”安定期”と呼ばれる時期にお身体のコンディショニングをケアする為の施術を受けるのが良いと言われてはいますが、それよりも前に施術を受けても問題はありません。
寧ろ、昨今のストレス社会を過ごす現代人ほど、身体を整える施術を早目に受けた方が母子共に良いと言われています。
何故かと言うと、現代人は歩く事や身体を動かす頻度や機会が低くなり、
筋肉量と代謝の低下、同じ姿勢でいる事が多くなり、知らない内に身体の歪みや負担が掛かるような生活習慣が当たり前になっています。
食生活も食事内容の質の低下や不規則な事が重なり、睡眠の質や時間も十分に取れない挙句、筋肉の質・内臓の機能の低下、不調や血液の質・血流も悪くなっている為、身体が自分自身の力で健康な状態を維持するのが難しく、回復力も低下してしまうからです。
本来の健康な状態の身体を維持出来なければ、母体への悪影響はは勿論、流産の可能性も高くなってしまう危険性があります。
栄養面や生活習慣を見直し、それと並行して身体のバランスを整える事で、身体を支え代謝のサポートをする筋肉が機能しやすくなり、内臓の機能や血流が安定し、全身に酸素や栄養がより行き渡りやすくなるので、胎児の成長・発達を円滑にしてくれる効果が期待できます。
その手段の一つとして、当院では『BMK整体』と言う整体を取り扱っています。
妊娠中のお体は胎児の急激な成長に適応するために、ホルモンの作用で骨盤が開きやすくなっているのと同時に、骨盤に付いている筋肉や靭帯、そして関節に徐々に負荷や負担が掛かり、胎児の成長に合わせて身体の歪みが出やすくなっていきます。
歪みが強く体のバランスが不安定だと、全身の血流や羊水の流れが悪くなったり、羊水の温度が下がりやすくなるため、低体重児の危険性や逆子の間接的な原因に繋がったり、つわり・むくみ・肩凝り・腰痛・股関節痛・頭痛等の不調も出現しやすくなります。
このような、身体の歪みから起因する妊娠中ならではの不調や悩みは、整体で解決できることが多いです。
現在も妊娠4ヶ月や9ヶ月の妊婦さんが、腰痛や肩凝り、むくみ、身体の重み・怠さ等の症状改善・予防の為に通院いただており、いずれも整体の施術を受けた事での不調や悪化などの報告は全くなく、体がスッキリした、腰の痛みが緩和した、などの嬉しいお声を多数いただいております。
多くの妊婦さんが安心してお産を迎え、ご出産の後は元気に産後のケアを受けている方が殆どです。
また、妊娠の時期に受けられる施術方法と当院の考え方としては、
胎児の成長程度(お腹の大きさ)や体調にもよりますが、妊娠初期の場合は比較的動きの制限が少なく、体位も変えやすい為、整体全般や鍼灸治療、吸引療法、フェイシャルのメニューが可能です。
妊娠中期から後期にかけては、段々と動きの制限や同一姿勢が辛くなり、取られる姿勢も限られてきます。基本前述したメニュー全般を受けていただくことは可能ですが、整体は部分的に行う上半身の施術を主に行った方が体位を変える事が少ないため、お身体にご負担なく安心して受けていただけるかと思います。
基本的に施術全般は、身体のバランスを整えることで不調が改善したり、身体に有益な事をもたらすことが多いとされますが、無理な姿勢や長時間の施術、妊婦の方がストレスに思う位の強い刺激の施術は逆効果となります。
施術を受ける際は、施術者は刺激の強さやお体の向きなどより細やかな配慮と、妊婦の方は気兼ねなく施術者に意思を伝える等、双方のコミュニケーションが何よりも大事です。
身体の骨格のバランスや巡りを整える事で、妊娠中の心身の健康と安定が図れる事だけでなく、胎児循環も安定し、栄養や酸素がより行き渡りやすくなる為、胎児の健康・成長・発達の為にも大変良い事なので、整体を始め様々な施術によるお身体のコンディショニングケアはお勧めです。
当院では、整体をはじめ鍼灸療法、吸引療法、フェイシャルメニューや栄養面でのサポートなど
患者様に合わせてよりベストな施術をご提案しておりますので、
妊娠中にお困りごとございましたら、お気軽にご相談ください。